離婚・男女問題の難しさ

離婚・男女トラブル相談の難しさの一つに、

強く感情が絡むことがある。


平成22年、離婚事件を扱う中で、

2人の弁護士が、相手方に殺害された。


離婚を扱う弁護士を仮に2万人とすると、

そのうち2人が殺された、という割合は非常に大きい。

1億2千万人あたりなら、1万2千人が殺される割合になる。


他方、弁護士が殺された場合、ニュースとして大きく報道されるが、

離婚に絡んで自殺や殺傷沙汰はもっと多くても、

それほど大きくは取り上げられない。

ある弁護士のブログで紹介されているが、

http://ameblo.jp/osaka-bengoshi/entry-10597313088.html

殺人の典型の一つに男女問題がある

※殺人で多い類型

 1 家族間、特に母親の子殺し

 2 男女関係のもつれ

 3 強盗殺人

 4 暴力団関係

 5 職場等、家族・男女以外の怨恨


弁護士殺害事件について、

法律事務所の経営面から見ると、業務妨害対策の問題となるが、

離婚当事者の立場から見ると、

いかに離婚が心情・精神面で、辛く苦しいことであるか

ということの現れだと思う。


弁護士殺害にまで至る事件が平成22年に2件

・・・当事者が暴力を振るったり、自殺や自殺未遂を図ったり、

という事件は数えきれないほど、起っているだろう。

 

離婚はそれだけ辛い事件であり、

当事者も弁護士も、その点について、充分に理解し、

覚悟して対応する必要があるでしょう。

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離婚を考えたとき、まず、自分がどうしたいのか、と、法律上、社会上、どのようなことが認められ、どのようなことは認められず、手続きはどうなるのか、とを対比します。後者について、弁護士が役に立ちます。

そして、現実的に可能な選択肢の中で、自分がどのような選択をするのか、真剣に考えましょう。この場合も、経験ある良い弁護士に相談できると、心強いものです。

まず、離婚すべきかどうか、です。弁護士としての経験からは、安易に離婚をすべきとは思いません。会社を辞めたくても、我慢すべき場合が多いのと同じです。離婚は簡単なものではなく、離婚後の生活が良くなる保証はありません。勿論、離婚により、人生の再スタートを切れる場合もあります。

既に離婚を決意しているか、離婚せざるを得ない場合、弁護士に伝えるポイントは

1 相手方は離婚に同意しているか。

・同意がない場合、離婚できる原因があるか。

2 子供

・いるか、いないか。

・いる場合、親権者をどうするか。

・養育費をどうするか。

・親権者とならない親との子供の面談(面接交渉)をどうするか。

3 慰謝料・財産分与・年金分割・婚費請求

1は、そもそも離婚できるかどうか、に関係します。

2は子供の問題、3はお金の問題です。

離婚の話を進めるにあたっては、心理的負担や人間関係・感情への配慮が重要になります。

 弁護士 重次直樹